表題番号:2018S-029 日付:2019/04/08
研究課題母親の国際労働移動を経験した子ども世代の仕事観と家族観に関する予備的研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文化構想学部 准教授 松前 もゆる
研究成果概要
本助成期間中、まず、8月中旬にヨーロッパ社会人類学会研究大会のAgeing, care and transnational mobilitiesと題されたパネルにおいて、これまでの関連する研究成果をまとめ直して発表し(タイトル:Living between Multiple Sites?: Care and Mobility among Bulgarian Migrant Women)、ディスカッサントや参加者から今後の研究に対するアドバイスを得た。続いて8月下旬から9月中旬まで、ブルガリアでフィールドワークを実施した。主として中北部の村で、ギリシアやイタリア等への国際労働移動を選択した母親を持つ若者たち、さらには同世代の若者たちを対象に、その仕事観や家族観についての聞きとり調査を開始し、今後の調査に向けた予備的なデータを得ることができた。帰国後は、データの整理とともに、関連文献の調査を進めた。