表題番号:2018S-007 日付:2019/02/26
研究課題開発途上国における室内空気汚染に対する技術移転:ブータンでの社会実験からの考察
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 政治経済学術院 政治経済学部 准教授 高橋 遼
研究成果概要
発展途上国のエネルギー源はバイオマス燃料(薪炭材等)に頼っており、とりわけ料理等で使用される薪炭材は森林減少の主要な要因として懸念が高まっている。加えて、薪炭材の使用は、室内大気汚染の発生源であり、深刻な健康被害を引き起こしている。環境経済学の分野において、環境負荷および健康リスクが低い改良技術(改良かまどや電気ストーブ)への転換は主要な関心であるが、その決定要因は明らかにされていない。
本研究の目的は、電気ストーブを採用する決定要因を社会実験(RCT)を実施することで明らかにすることである。