表題番号:2018K-459
日付:2019/02/17
研究課題導電性基盤上でのカーボンナノチューブフォレストの構造制御と電気化学センサへの応用
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 高等研究所 | 講師 | 杉目 恒志 |
- 研究成果概要
カーボンナノチューブ(CNT)が基板に垂直配向成長している「フォレスト」を利用し,高感度で耐久性のある小型バイオセンサ応用を目指した立体型櫛型電極(IDE)の作製と評価を行った。UVリソグラフィとオリジナルの熱CVD法によるCNT低温成長技術と組合せたプロセスを開発した。本プロセスは約500℃と低温でありガラス基板など廉価な基板の使用が可能である。センサとしての特性評価をサイクリックボルタンメトリによって行った結果, Au電極IDEと比較してCNTフォレストIDEでは酸化還元電流が定常状態に早く到達し,反応性の高さが示された。またドーパミンの測定において高い汚染耐性が得られCNTフォレスト電極の有効性が確認された。