表題番号:2018K-411
日付:2019/03/19
研究課題文明概念を再考させる歴史教材の開発-南米アンデス地域を事例として
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 高等学院 | 教諭 | 森下 壽典 |
- 研究成果概要
本研究は、①これまで実践してきた中学歴史・高校世界史における授業実践の再確認、②一般社会における「文明」概念理解の現状の調査、などの観点から実施された。②については、狭量なナショナリズムと結びつく形で、「文明」概念への理解が著しく偏向している様相が確認され、単に「古代文明」について学ぶことから、「文明」概念そのものを再考させることの重要性が明らかとなった。
そこで、研究代表者が行ってきたインカ帝国についての研究成果を参照しつつ、「文明」概念を再考させるための授業開発を目指した。
研究成果は、別記の通り、学会にて発表し、忌憚のない意見を頂いた。これを踏まえ、さらに研究・実践を継続していく。