表題番号:2018K-410 日付:2019/04/08
研究課題RESASと「体験の言語化」を用いた、都市部高校生に向け地方創生学習メソッドの開発
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 高等学院 教諭 後藤 潤平
研究成果概要

消費者という立場で社会と関わり続けてきた都市部の高校生に対して、公民的資質の形成を図っていくことは如何にして可能か。本研究は、消費社会論の視点から青年たちの特質を捉え、当事者意識をもって新しいアイデアの生産に向かう姿勢を促すような課題発見解決型の学習メソッドの開発を目指したものである。テーマに地方創生を掲げ、事前学習や現地訪問を経た学習方法も採用したものの、地方における体験学習自体が、あたかも商品として消費されそうな一面もあり、その後のアイデア生産に集中できない場合もあることが明らかとなった。自身の体験を意味づける「言語化」を促す方法について、検討を重ねることが求められた。