表題番号:2018K-405
日付:2020/04/11
研究課題コーパスに基づく語彙の使用頻度と漢字語彙テストの難易度との関係性の解明
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 日本語教育研究センター | 講師 | 岩下 智彦 |
(連携研究者) | 早稲田大学 | 暁 | 吉田 |
- 研究成果概要
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本研究では,テスト項目(以下,項目)をコーパス上での出現頻度(以下,頻度)により統制した語彙および漢字テストを開発し,項目の適切性および,項目に用いるターゲット語の頻度と項目の難易度の間に関連性があるのかどうかを検証した。両テストは,各60項目で語彙テスト2形式,漢字テスト3形式であった。項目は,コーパスに基づく語彙表(松下2011)と漢字表(松下2013)から一定の頻度ランクごとに作成した。調査は,18年12月~19年2月に国内の日本語学習者に対して実施し,得られた回答(N=23)に対して項目分析と相関分析を行った。その結果,能力弁別に適切な項目が選別されるとともに,ターゲット語の頻度と項目の正答率の相関が確認された。