表題番号:2018K-403 日付:2019/04/02
研究課題幼少期に複数言語環境で成長した老齢期の成人の複言語使用に関する実態と意識調査
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 国際学術院 大学院日本語教育研究科 教授 川上 郁雄
研究成果概要




本研究は幼少期に日本語を含む複数言語環境で成長した経験を持ち、老齢期に達した成人の複言語使用および複言語複文化能力に関する意識についての調査研究である。本研究の目的は、これらの人々が自らの複言語人生をどう捉え、かつ自らの複言語複文化能力をどう考え、人生の老齢期において複言語をどう使用しているかを明らかにすることである。具体的には、これまでと同様に「ライフストーリー・インタビュー」を用い、幼少期から現在までの人生を「ことばの軸」で語ってもらい、記述し、分析した。そのことにより、子どもから老齢期までの「人とことば」の関係を捉え直し、生涯における言語使用および教育のあり方を問い直すことを目指した。