表題番号:2018K-395
日付:2019/04/04
研究課題原子力災害復興におけるリスク・コミュニケーションのあり方に関する研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 国際学術院 大学院アジア太平洋研究科 | 教授 | 松岡 俊二 |
- 研究成果概要
- 本研究「原子力災害復興におけるリスク・コミュニケーションのあり方に関する研究」は、原子力災害の被災地・福島を対象に、原子力災害からの復興過程における低線量被曝に関するリスク・コミュニケーションを、科学技術社会論研究における欠如モデル(Deficit Model)と文脈モデル(Context Model)という視角から分析し、これら2つのモデルの意義と限界を明らかにした。さらに、原発事故により失われた社会的信頼の再建のためには、新たな社会モデルの開発が必要であるとの想定から、Wüstenhagenet al.(2007)や丸山(2014)らが展開してきた社会的受容性論に着目し、社会的相互受容性(Social Interactive Acceptance)に基づくリスク・コミュニケーション・モデルの研究開発に挑戦した。