表題番号:2018K-376 日付:2019/03/27
研究課題現代文明社会学研究(長期的社会分析)・現代スポーツ論
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 国際学術院 国際教養学部 教授 大平 章
研究成果概要

これまで数年間、大学紀要(早稲田大学・一橋大学等)、に発表してきた社会学者ノルベルト・エリアスの研究が2018年5月に成文堂から『ノルベルト・エリアスの全体像』として刊行された。これは長期的社会分析を特徴とするエリアスの全体的研究として位置づけられ、「図書新聞」の書評でもそのような評価がなされた。また2018年『比較文明』34号では、前年に行われたエリアスのシンポジウムの特集記事が掲載された。そこでは、特にエリアスの「文明化の過程の理論」、「スポーツ論」が紹介されている。さらに同号では『エリアス回想録』、『シンボルの理論』(法政大学・大平章訳)の紹介記事も掲載されている。2018年6月にはスイスのローザンヌ大学で行われた国際スポーツ社会学会で「日本の駅伝」について、長期的社会分析の立場から発表した。その成果は、別の国際社会学会の記念号に掲載予定である。訳書『大量虐殺の精神性』(仮題)の初校も現在準備中である。