表題番号:2018K-363
日付:2019/04/06
研究課題種々のスポーツに適用可能なQuiet Eyeトレーニングの開発
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 | 教授 | 正木 宏明 |
(連携研究者) | 早稲田大学大学院スポーツ科学研究科 | 博士課程3年生 | 吉川直輝 |
(連携研究者) | 早稲田大学スポーツ科学学術院 | 助教 | 平尾貴大 |
- 研究成果概要
アスリートの「あがり」を防止するQuiet Eye (QE)(目標物への視線停留)トレーニングでは、目標物に視線を意識的に固定させてQE持続時間を延長させる。QEの同定には、アイマークレコーダ(EMR)で視線運動を記録する必要があるが、本研究では、高時間分解能の眼電図(EOG)の直流計測によって,低時間分解能のEMRに替わるQE記録法の確立を試みた。
実験では、アーチェリー実射(70 m、18射)と室内コンピュータ課題の遂行中にEOGを測定した。実験の結果、水平EOGにおいてリリース直前に生じる視覚2°以内かつ200 ms以上持続する眼球停留をQEの同定基準とすることが妥当であった。本研究から、EOG計測によってアーチェリー動作中のQEを同定できることが示された。