表題番号:2018K-331 日付:2019/03/10
研究課題異常気象による作物生産性変動のナウキャスティングに向けたモデル開発
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 教授 横沢 正幸
研究成果概要
 流域スケールの作物生産性変動をナウキャスト(作物の生産性を収穫の数ヶ月前に予測)するシステムに組み込むモデルのプロトタイプ開発を行った。対象であるサトウキビなど糖料作物はバイオマス量よりも植物体に含まれる糖度量の推定が経済的側面から重要であることから、作物の生育環境に応じた糖度特性決定に関するモデル化を行うとともに、JAMSTEC/APLから出力される気象環境データの時間空間分解能の観点からモデルに取り込む素過程の簡略化または高度化を行った。登熟過程に焦点をあてて、環境条件とスクロース貯蔵過程との関係の経験的モデルとして定式化した。そのモデルについて、貯蔵スクロース収量の環境応答を調べた。