表題番号:2018K-326 日付:2019/05/29
研究課題環境心理評価における定性調査手法の調査デザインに関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 教授 小島 隆矢
研究成果概要
建築環境心理分野で多用される評価グリッド法(以下,EGM)を中心とする定性調査法の実査デザインに関する知見を得るための研究を行う。質問紙調査における定型自由記述式設問に関する回答負荷軽減を目的として,既存の調査データを用いた分析・検討を行い,とくに「好ましい」「好ましくない」と感じる場合についてのみ,その理由を記述することを求めれば十分であることを示唆する結果を得た。また,グループインタビュー形式のEGMについて,グループ構成員の選好傾向が類似している場合と,多様な選好傾向を持つ人が混在する場合を比較する実験的調査を行い,前者の方がグループの特色がよくあらわれるという傾向を見出した。