表題番号:2018K-325 日付:2019/03/22
研究課題離島の高齢者における子育ての回想についての研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 教授 根ケ山 光一
(連携研究者) 人間科学学術院 教授 外山紀子
(連携研究者) 東京家政大学 助教 石島このみ
(連携研究者) 中京大学 教授 小島康生
研究成果概要

沖縄県宮古郡多良間村の高齢者に、過去の育児についてインタビューした。その結果、当時の子育てが貧困の中で苦労しつつ行われたこと、子どもの世話を自分だけではなく子のきょうだいやオバア、守姉などに助けられながら行っていたこと、乳母行動(出生直後の新生児に対して母親以外の女性が母親に代わって授乳を行うという一種のアロマザリング)が、本土復帰時点で41歳以上の年齢の女性は全員(86955名)その実施体験者であった。おそらく本土復帰にともなう子育て環境の都市化が、育児に変化をもたらしたことを示す好例であろう。