表題番号:2018K-319 日付:2019/02/14
研究課題企業の為替リスクに注目した、為替介入政策の評価
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 社会科学総合学術院 社会科学部 教授 北村 能寛
研究成果概要
過去から現在までの数十年間、(震災の一時的影響を除き)日本の経常収支は大幅な黒字である。これは、日本企業が概して純輸出企業であることを意味し、したがって為替レートの水準にその経済活動は大きく影響を受ける。これは、日本企業の将来のキャッシュ・フローが為替レートに影響を受けることを意味し、その意味で企業価値は為替レートに影響を受ける。この企業価値が為替レートに影響を受けることを、「為替リスク」とする。本研究では、この為替リスクが為替介入により軽減されることを、長期的なデータを利用することで示した。
本研究成果は、現在国際専門誌に投稿・審査中である。