表題番号:2018K-314
日付:2019/04/02
研究課題初期近代人文主義政治思想史におけるエピクロス手記の影響――徳の政治学の功利的変容
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 社会科学総合学術院 社会科学部 | 教授 | 厚見 恵一郎 |
- 研究成果概要
2018年度は、表記課題についておもに以下の4点で研究を遂行した。
(1)関連研究資料の読解:引き続き当該課題に関連する国内外の資料を収集し、読解に着手した。
(2)研究講演会の開催:2018年5月19日(土)に、早稲田大学26号館地下多目的講義室において、James Hankins氏(ハーバード大学歴史学部教授)を招聘しての講演会を開催した。メリトクラシーの東西比較の観点から徳の政治学の内容にも言及した内容の講演であり、講演終了後の活発な質疑応答も含め、有益な学びのときとなった。
(3)関連学会への出席:2019年3月17-19日にトロントで開催されたRenaissance Society of Americaの年次大会に出席し、いくつかのセッションを聴講した。
(4)論文の執筆:ルネサンス政治思想におけるエピクロス主義の影響についての研究の一環として、先行研究を参照しつつ、マキァヴェッリと原始主義(primitivism)の関係にかんする論文の執筆を進めた。