表題番号:2018K-310 日付:2019/03/28
研究課題世界連邦構想の研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 社会科学総合学術院 社会科学部 助教 新美 貴英
研究成果概要
 本特定課題では、日本における「世界連邦運動」の思想的背景の解明を試みた。特に、自由主義言論人として活躍した長谷川如是閑(1875-1969年)と、同じくジャーナリズム界で活躍し、戦後首相を務めた石橋湛山(1884-1973年)の世界秩序に関する思想の研究を進めた。今回は研究成果として、学会詩に論文(査読付き)を発表した。世界連邦運動の概略と、近年の研究、また如是閑と湛山の世界連邦に関する考えをまとめ、「戦後日本における世界連邦の構想―長谷川如是閑と石橋湛山の言論を中心に―」を執筆した。査読を経て、『経済社会学会年報No.40』(経済社会学会、2018年9月8日)に掲載されるに至った。この成果をもとに、今後もさらに研究を進めていきたい。