表題番号:2018K-299 日付:2019/03/05
研究課題磁気センサを用いた高速鉄道のオンライン診断技術研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 大学院情報生産システム研究科 教授 大貝 晴俊
研究成果概要

本研究では、磁気インピダンス効果を利用したMIセンサの応用として、鉄道レールの欠陥検出を目指している。最初にMIセンサは、自動運転において、走行道路に敷設した微弱な磁気マーカを検知するセンサとして試用した。走行車両に取り付け、センサの取り付け位置の確認、検出精度について確認を行った。定距離(2m)に配置した磁気マークを、連続的に検出し、道路の幅方向に車両に配置したMIセンサから。走行位置を検出し、車両の位置づれをも求め自動制御する試験を行った。現在、制御性能の向上を行っている。MIセンサの欠陥検出実験として試作した配管検査ロボットにこのセンサを取り付け、ロボットを走行させ、欠陥が検出できるか行った。比較センサとして圧電素子を用いたが、検出性能が、より高く、高応答であることが判明した。配管検査ロボットへの本格応用とともに、最終目標であるレールの上層の欠陥検出について、センサの配置およびその性能把握について実験を行っている。