表題番号:2018K-262
日付:2019/04/07
研究課題測定による量子制御: 量子情報技術から統計力学の基礎まで
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 先進理工学部 | 教授 | 湯浅 一哉 |
- 研究成果概要
- ■光をプローブに利用する量子計測に関し,一般の多モード線形光学回路に含まれるパラメータをGauss型状態と呼ばれるクラスのプローブ光で計測する場合の計測精度限界を明らかにした.
■未知のバックグラウンドパラメータが存在する状況における量子計測を議論し,バックグラウンドのみをプローブするプローブと主のプローブをエンタングルさせることによってバックグラウンドの影響を除去しつつ高精度の計測が可能になることを明らかにした.■Maxwellの悪魔によって電流を逆流させるモデルを解析し,逆流電流の大きさを悪魔が獲得する情報量,もしくは,悪魔の記憶消去に伴って放出されるエントロピーで評価する不等式を得た.