表題番号:2018K-237 日付:2019/11/11
研究課題自律移動型ロボットによる環境モニタリング・システムの高度化に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 准教授 石井 裕之
(連携研究者) 創造理工学部 教授 高西淳夫
研究成果概要

研究代表者は多年にわたり,屋外環境下で自律的に移動し,環境情報の収集を行う環境モニタリングの開発に取り組んでいる.今回,湖沼内においてカミツキガメ等の害獣の生態調査を行う新たなロボットを開発した.このロボットはアルキメディアンスクリューによって,従来の移動ロボットでは進入や移動が困難であった泥濘地の地表および地中で移動することが可能となっている.具体的には,2個のアルキメディアンスクリューを,回転モータを介して直列に接続し,前部と後部を逆向きに回転させることで,路面や周囲の流体からの反力を推力に変換する.今後,ロボット先端にカメラや触覚センサを搭載し,泥濘地に潜むカミツキガメの探索に用いる.