表題番号:2018K-229 日付:2019/02/07
研究課題南海トラフ地震による強震動と津波の影響を受けるインフラ構造物のリスク評価
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 秋山 充良
研究成果概要

単一の地震ハザードに対する信頼性の確保から,それを起因として引き起こされる,異なるマルチハザードを想定し,構造物の信頼性に影響する支配的なハザードの抽出などを行う必要がある.本研究では,マルチハザードを受ける構造物の信頼性評価に関する基礎研究として,南海トラフ地震により引き起こされる強震動および津波を想定した.信頼性のアプローチを南海トラフ地震の影響地域にある構造物に適用することで,その破壊可能性を支配するハザードの抽出や異種構造物(橋梁・盛土)の安全性の大小などを比較した.これらの情報は,対策を優先的に施していく地域や構造物の同定に活用される.