表題番号:2018K-225 日付:2019/04/08
研究課題LPWAを利用した街路樹・低木センシングによる保守管理手法
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 菱山 玲子
研究成果概要

街路樹・花木低木は,剪定管理を行わないと反射板や信号機が隠れ,景観の遮蔽や地域の安全に影響を及ぼす.この課題に対し,本研究では,IoTを利用し街路樹の繁茂状態をセンシングする機材を試作すると共に,LoRaWANゲートウェイ経由でクラウド環境で解析を行い,特定の状況下でアラートを出すシステムとした.繁茂状態は,採取画像をHSV表色系変換し,葉色だけを検出しマスキングを行い二値化する.これにより,葉部分のピクセル数が分かり葉のピクセル数の割合の算出が可能となる.各ピクセル評価値に対する剪定の要否をユーザ49名によるアンケートで訊ねたところ,17.8%以上の値で剪定が必要と分かった.