表題番号:2018K-222
日付:2019/04/09
研究課題里山に沈着した放射性Csの再飛散機構の解明と環境調和型森林除染技術の開発
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 創造理工学部 | 教授 | 大河内 博 |
- 研究成果概要
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2011年3月に起こった東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故によって,大量の放射性核種が放出された.大量の放射性核種は大部分が森林に捕捉されているが,森林は未だに完全な除染は行われていない.汚染された森林は新たな放射性核種の排出源となりうる.実際に,福島県では春季や降雨時の大気中放射性セシウム濃度の上昇が報告されおり,その原因は未だ解明されていない.
本研究では,効率的で環境調和型の森林除染の方法を提案するため,森林内での放射性セシウムの動態解明,森林での原位置除染方法の開発,森林からの放射性セシウムの再飛散メカニズムの解明の3つを目的として検討を行った.