表題番号:2018K-216
日付:2019/03/31
研究課題ビッグデータ処理に向けたApproximate Computingを実現するLSI設計技術の研究開発
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 基幹理工学部 | 教授 | 史 又華 |
- 研究成果概要
近年、IoT(Internet of things)・ビッグデータ・人工知能への注目が高まっている。このような膨大的なデータ解析・処理において大きな問題となるのは、その計算量の多さ、実行時間の長さからくる消費電力の大きさである。一方、ビッグデータ分野では潜在的にエラー耐性を持ち、完全な精度の計算が必要とされない場面が多数ある。そこで、本研究は膨大的かつ潜在的にエラー耐性を持つビッグデータ処理に向けて、Approximate Computingを実現するLSI設計技術に関する研究を行った。特に、①エラー距離を考慮した概算加算回路の性能・精度指標の定式化、②ビット幅削減による低消費電力化FIR 回路、および③CNN に対する算術オーバーフローを考慮したビット幅削減手法などを提案した。