表題番号:2018K-165 日付:2019/04/08
研究課題企業内に存在する認知の溝を埋める管理者行動の探索
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 商学学術院 商学部 准教授 村瀬 俊朗
研究成果概要

本研究は認知の溝を探るため、二つのプロジェクトを平行して行った。一つは、某日系企業の協力のもと、リーダーシップ行動とチームワーク認知のデータをアンケート調査を通じて収集した。現時点の分析結果から分かったことは、リーダーの業務行動はチームワーク認知を向上させないが、ビジョン行動は正の影響を与えることがわかった。この結果は、

二つ目のプロジェクトでは、「認知の溝とはいったい何か」というより本質的問題に踏み込み調査を行っている。チームが上手く行ってないとき、「世界観が異なる」などとよく耳にするが、これらの言葉を測定する妥当な尺度は見当たらない。この「世界観」を測定するため、尺度作成を行っている。

現時点では、インタビュー調査から、現場の人はどのように感じているかの聞き取り調査を行っている。この聞き取りから質問項目を作成し、世界観の異なりを測定する尺度の構築を目指している。