表題番号:2018K-149 日付:2019/03/28
研究課題セキュアメッセージ転送の限界突破のためのモデル条件緩和
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 教育・総合科学学術院 教育学部 教授 小柴 健史
(連携研究者) 大阪大学 准教授 安永憲司
研究成果概要
セキュアメッセージ転送は2者間の暗号プロトコルで,2者間の間に利用できるチャネルが複数存在し,複数存在するチャネル数の内何本かを敵に支配され,改ざん・盗聴を許す設定である。セキュアメッセージ転送が要求する性質は秘匿性と信頼性であり,両性質が完全な意味で達成される条件は2者間のチャネル数 Nと敵が支配するチャネル数Tの間にN≧2T+1を満たすことが必要であることが示されている。敵対者モデルとして経済的合理性に従い,かつ,妥当なモデルを構築し,そのモデルにおいては,N≧T+1の場合でも完全なセキュアメッセージ転送が構築できることを示すことに成功した。本成果はGameSec2018で研究発表し,Outstanding Paper Awardを受賞した。