表題番号:2018K-139 日付:2019/04/08
研究課題2010年代の少年犯罪に見るインターネット利用と利用記録に関する社会学的研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 教育・総合科学学術院 教育学部 助手 北嶋 健治
研究成果概要
 本研究は、インターネット利用記録の参照が非行少年個人やそのネット利用の問題を構成するメカニズムを明示化すると共に、未成年のネット利用の解釈手続きに見る今日のリスク要因化の背景についての考察を行うことを目的とするものである。
 とりわけ本年度は、上記のリスク要因化の考察に向けて、2010年代の少年による「凶悪犯」事件報道におけるネット利用記録の位置づけの変容と、同時期に観察される未成年の「サイバー犯罪」事件報道の過熱化という現象とを比較し、両類型の報道に共通して表れる記述の特性の抽出を行った。