表題番号:2018K-131 日付:2019/04/07
研究課題日本人英語学習者の動機づけ阻害要因:英語学習を越えた心理、社会的要因からの影響
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 教育・総合科学学術院 教育学部 助手 安田 利典
研究成果概要
【研究目的】
 日本人英語学習者における学習動機づけ促進・阻害要因を、英語学習を越えた心理・社会的視点を踏まえて考察する。
【研究成果】
 言語学習アドバイジングのデータから、15の促進・阻害要因を抽出。以下はその例である。
(A)大学受験中心の英語学習から転じて入学後に実際的な英語使用が増えると、一時的に動機づけが高まる。そこで適切な学習方略を提案できれば、その動機づけが維持される。
(B)不安を感じやすい学習方略(例:実際に英語を話す)とそうでない方略(例:単語帳を覚える)がある。前者は阻害要因になり得るが、学習者自身の責任で取り組めるよう支援すると克服時の達成感が増し、その後の動機づけへとつながる。