表題番号:2018K-113 日付:2019/04/05
研究課題大学生の学修からみた小学校プログラミング教育の効果に関する考察
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 教育・総合科学学術院 教育学部 教授 三尾 忠男
研究成果概要
 2020年度より小学校でプログラミング的思考育成を目的としてプログラミング教育が導入される。本研究は、その効果を大学生はどのように受け止めるかを調査した。小学生向けプログラミング教育の授業の疑似体験を大学生に実施した。その結果、(1)プログラミングの事前学習として何段階もの難易度の高い事項がある。(2)プログラミング学習を単なる試行錯誤の演習でなく、既習学習とは異なる難しさに対して、学生自らが解決できるように、小ステップで段階を追って誘導する必要がある。また、(3)プログラミング教育において、学習すべき内容を精査するとともに、具合的な課題の系列を開発する必要があることが示された。