表題番号:2018K-086 日付:2019/03/28
研究課題英国資格枠組(RQF)に基づいた職業資格の大学入学資格としての活用をめぐる動向と課題
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文学部 教授 沖 清豪
研究成果概要
 本研究は英国(イングランド)で進められている職業資格と学術資格の互換性を重視する資格枠組RQFを踏まえ、各資格の結果を換算するタリフ(tariff)を利用した大学進学の実態について検証した。
 その結果、①幼児教育プログラムを提供している大学では、進学要件として実務経験ないし当該領域の職業資格が設定されている場合がある、②タリフポイントを他大学の2倍に設定している場合、学士号(BA(Hons))取得の在籍期間が1年ないし2年に短縮される、③タリフポイントは未設定だが、Aレベル試験の進学要件と職業資格であるBTECを利用した場合の進学要件がそれぞれ設定されている場合があり、社会人向けの高等教育機会の提供が積極的に試みられていること等が明らかとなった。