表題番号:2018K-073 日付:2019/02/01
研究課題パーソナリティの適応過程に関する基礎的検討
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文化構想学部 教授 小塩 真司
研究成果概要
パーソナリティはさまざまな行動とどのようにかかわるのだろうか。本研究課題では,日常的にみられる常習的な行動とパーソナリティ特性との関連について基礎的な検討を行った。日常の常習的な行動の例として,爪噛みと貧乏ゆすりを取り上げた。18歳から71歳までの5328名を調査したデータセットを分析したところ,両行動とも,パーソナリティ特性のうち協調性と勤勉性との関連が認められた。これらのパーソナリティ特性が低いほど,これらの常習的な行動が見られる傾向にあるといえる。また,年齢によってパーソナリティとの関連が異なる傾向についても明らかにされた。