表題番号:2018K-072 日付:2019/03/27
研究課題カント実践哲学における「自己自身に対する義務」と自己認識の関係に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文化構想学部 教授 御子柴 善之
研究成果概要
本研究は、現在遂行中の科研費研究「カント義務論における『自己自身に対する義務』の研究」との関連において実施された。後者の研究内における本研究の役割は、カントが「自己自身に対する義務」において「第一のもの」として位置づけた「道徳的自己認識」を研究することである。特に、そこで問題になる「認識」の可能性を、『純粋理性批判』の所説との関連・対比において研究した。その成果を、2019年1月に開催された京都ヘーゲル読書会において「カント義務論と道徳的自己認識の問題」と題して発表した。なお、本研究に関連した研究論文二本も刊行した。