表題番号:2018K-064 日付:2019/03/30
研究課題20世紀ニューヨークの都市表象-木村利三郎の作品を中心に
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文化構想学部 教授 坂上 桂子
研究成果概要
2017年會津八一記念博物館に木村利三郎氏の遺族から寄贈いただいた作品調査を行い、その都市表象について考察した。寄贈品は、版画、油彩、資料(展覧会パンフレット、画家自身の文章、評論記事、写真、手紙、ファックス等)から構成される。版画は、主要連作「City」が1960年代から2000年代にかけて、すなわち1番から400番代まで各年代が網羅的にカバーされており、また油彩(アクリル)は、画家がアトリエで構想した組絵のような構成を、ほぼ再現できることが判明した。これらの調査成果は、2019年6月27日から8月4日まで會津八一記念博物館で開催する「ニューヨークに学んだ画家たち―木村利三郎を中心に」において反映し一般公開する。