表題番号:2018K-051 日付:2019/03/01
研究課題子の引渡しの強制執行に関する理論上・実務上の問題点とその解決
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学学術院 大学院法務研究科 教授 内田 義厚
研究成果概要
本研究は、子の引渡しを内容とする債務名義に基づいて引渡しの強制執行を行う場合の理論上及び実務運用上の問題点について、その解決方法を探ろうとするものである。本研究は、子の引渡しの強制執行にふさわしい柔軟かつ実効的な手続を構築するという観点から、その理論的問題点と強制執行にあたっての実務上の問題点の両面から解決策を提案しようとするものであった。特に、法制審議会においてハーグ条約国内実施法の改正検討課題に加わったことから、上記のような観点ないし問題意識から、上記国内実施法の改正試案に対するパブリックコメントの作成・提出が本研究の中心となった。