表題番号:2018K-046 日付:2019/04/07
研究課題人体情報の法的保護と利用の総合的研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学学術院 大学院法務研究科 教授 甲斐 克則
研究成果概要

本研究の成果として、3つの観点で成果をあげることができた。

1.海外調査として、2018年10月末から11月初めにかけて、平成30年度科学研究費補助金「挑戦的研究(萌芽)」課題番号18K18554「人体情報の法的保護と利用の総合的研究」と連動して、アメリカのニューヨーク大学ロースクールで医事法の専門家Sylvia Law教授、およびBioethics Centerで所長の生命倫理の専門家Matthew Liao教授をそれぞれ訪問し、アメリカのHIPPAAルール、遺伝子差別禁止法(GINA)、ゲノム編集について意見交換をして最新情報を入手することができた。

2.2018年11月末に、香港大学で開催された第2回Human Gennome Editing 国際サミットに参加し、ヒトゲノム遺伝子改変をめぐる世界の最新情報を入手することができた。

3.論文として、「人体組織・人体構成体・人体情報の法的保護と利用の総合的研究」『久塚純一先生古稀祝賀祈念論集』(成文堂・2019年)、「医療情報と刑法」甲斐克則編『医事法講座第9巻 医療情報と医事法』(成文堂・2019年)をまとめた。