表題番号:2018K-045 日付:2019/04/02
研究課題児童福祉行政システムにおける多機関連携を通じた少年非行への対応の課題とその克服策
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学学術院 大学院法務研究科 教授 小西 暁和
研究成果概要
 国内では、宮城県警察本部及び「少年サポートセンターせんだい」において聞き取り調査を行った。また、国外では、オーストラリア首都特別地域を訪問し、少年裁判所、家庭裁判所、少年刑務所(「ビンベリ・ユース・ジャスティス・センター」)、「ファミリー・リレーションシップ・センター」等で聞き取り調査を実施した。これらの調査を通じ、児童相談所では人的・物的資源が限られている中で他機関との連携により「非行相談」に適正かつ有効に対応する必要性が以前にも増して高まっていること、また問題を抱えた少年とその家庭への支援に関わる民間団体との協力が機動力・柔軟性という観点からも大きな意味を持っていることを改めて認識した。