表題番号:2018K-028 日付:2019/03/19
研究課題キューバにおける「人種主義」批判の議論の調査―相補的な地域研究に向けて
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学学術院 法学部 准教授 岩村 健二郎
研究成果概要
 本研究は地域研究として近年のキューバにおける反「人種主義」の議論を「対象」とし、同時に研究する主体である自らと「対象」の間にある(文化の)翻訳としての関係性をも問題化し、両者を相補的にとらえて新たな地域研究のあり方を示そうとするものである。 ハバナ大学教授Dra. Carmen Barcia、ハバナ大学教授Dra. Hiriam Herrera、高等芸術学院教授Mario Castillo、作家Tato Quiñonesらの「人種主義」をめぐる言論状況に触れ、申請者の地域研究「自他論としての人種主義と歴史学」における「ルイサ・バルデス殺人事件」や一次資料収集についても、重要な知見を得た。