表題番号:2018K-026
日付:2019/04/14
研究課題日本語を母語とするドイツ語学習者の発話における語学習得
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 法学学術院 法学部 | 教授 | 星井 牧子 |
- 研究成果概要
本研究課題では日本語を母語とするドイツ語学習者(大学生)2名の発話を定動詞第二位(V2)と文の前域要素に着目して考察した。ProfilanalyseのStufe 4(V-END)でも、Stufe3(INV/ XVS)段階の発話の適切さに揺れが見られ、副詞一語のような短い前域でもXVSは必ずしも適切に実現されず、*XVS(XSV/XYSV)が生じることが観察された。XVS構造を実現するためには、学習者は「何」が動詞前域となり得るかを理解する必要があり、習得段階とおよび文法的「処理可能性」と「適切な使用」とは必ずしも一致するわけではないことが考えられる。