表題番号:2018K-005 日付:2019/02/03
研究課題超高齢・人口減少社会の地域包括ケアのためのインフラ制度設計の研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 政治経済学術院 政治経済学部 教授 福田 耕治
研究成果概要


超高齢社会となったわが国では、生産年齢にある人々の 就労と生活、育児や老親の介護との両立は、時間的にも肉体的にも経済的にも困難な状況にある。団塊の世代が75歳以上になる2025年に向けさらに高齢者層は 膨張するが、介護サービスの人的資源不足とそれを支える財政的資源の眼界が懸念されている。そこで本研究課題である「超高齢・人口減少社会の地域包括ケアのためのインフラ制度設計の研究」を行う観点から、超高齢社会の「地域包括ケアシステム」に時間銀行制度を組み込む予見的ガバナンスの在り方について欧州諸国の先行事例と日本の類似制度を比較検討し、わが国にとっての課題を示し、今後の政策的、制度的提言を行った。