表題番号:2018K-002
日付:2019/04/08
研究課題ドイツ語母語話者と学習者のドイツ語心態詞の発話の音声特徴とその知覚
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 政治経済学術院 政治経済学部 | 教授 | 生駒 美喜 |
- 研究成果概要
- 本研究は、ドイツ語学習者によるドイツ語心態詞schonを含む発話の韻律的特徴と知覚をドイツ語母語話者による発話と知覚との比較において明らかにすることを目的とし、発話と知覚の実験データに基づく分析を行った。その結果「反論」の状況下での学習者の発話全体の持続時間が他の意図の発話と比較して長いというドイツ語母語話者と共通の特徴が見られた。一方、学習者における文全体のF0平均値が他の意図と比較して高く、母語話者の発話と異なっていた。知覚実験における学習者の正答率は母語話者と比べて低いが、母語話者による知覚とも類似する傾向が見られることから、知覚に関してはある程度の言語普遍性があることが示唆される。