表題番号:2018B-340 日付:2018/12/04
研究課題ペットを対象とした遺伝子検査法の開発とその教材化に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 高等学院 教諭 秋山 和広
研究成果概要
本研究では、高等学校の『生物』の教科書で扱われているPCR法(ポリメラーゼ連鎖反応法)に関する新たな教材開発を行った。方法としては、高校生にとって身近なペット(犬)に着目し、そのSNP(一塩基多型)の有無の検出を行うことで遺伝疾患の罹患率を調べるものである。その結果、犬の高尿酸尿症と進行性網膜萎縮症の発症に係る遺伝子の変異を検出可能な実験系の構築を行うことが可能となった。本研究を継続した結果、現在も指導した高校生が課題研究を進めており、一定の教育的効果が見受けられた。今後も更なる教材化を図りたいと考えている。