表題番号:2018B-304 日付:2019/04/08
研究課題競技団体の代表選考決定に対するスポーツ仲裁による司法審査の範囲と限界
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 准教授 松本 泰介
研究成果概要

代表選考のスポーツ仲裁判断においては、競技団体の専門性、自律性とスポーツガバナンスに基づく司法審査という利益衝突が問題になるが、取消事由を消極的に設定するのが一般的である。多数のスポーツ仲裁判断が積み重なってきている現在において、このようなスポーツ仲裁における法的審査の範囲と限界を検討すべく、本年は、今後様々な国際比較を行う上の第3弾として、既に代表選考に関する仲裁判断も54件なされている、アメリカのAmerican Arbitration AssociationAAA)を対象として、代表選考における法的審査の範囲と限界を考察した。