表題番号:2018B-294 日付:2019/03/29
研究課題時間運動学に基づくデスクワーカーの座りすぎ是正対策の構築
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 教授 岡 浩一朗
(連携研究者) スポーツ科学学術院 准教授 石井香織
研究成果概要
本研究の目的は、時間運動学の観点から就労者の座位行動パターンの実態を明らかにするとともに、就業中の座位時間と労働指標の関連について検討することであった。就労者の仕事形態ごと(デスクワーク、立ち仕事、歩き仕事、力仕事)に、活動量計を用いて客観的に測定した座位行動パターンをみたところ、デスクワーカーは就業時間中に平均して約70%を座位行動に費やしていた。また、仕事形態により座位行動の日内パターンは大きく異なっていた。一方、就業時間中の座位行動割合と生産性、ワーク・エンゲイジメントとの関連について検討したところ、就業中の座位時間が多いことと、生産性ならびにワーク・エンゲイジメントの低さが関連していた。