表題番号:2018B-289 日付:2019/04/08
研究課題算数教育において非認知的能力を促進する方法を解明するためのアクションリサーチ研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 教授 井上 典之
研究成果概要

本研究では日本の小学校における算数の授業でエキスパートの教師がいかに児童の非認知能力を促進しているかを調べるために、13件の授業ビデオデータ、教師インタビュー、児童アンケートからなるデータを取集した。その分析からエキスパートの教師は教科の学習の様々な場面で生徒の自律的な問題解決を促進したり、クラスメートと一緒にチャレンジを乗り越える自信をつけさせる機会を与えたりしていることが分かった。本研究ではこの結果をアメリカ、イギリス、アジアの教育研究者・実践者にシェアし、今後日本を含む4カ国にまたがる国際アクション・リサーチ研究を行う計画案を作成した。