表題番号:2018B-283 日付:2019/04/08
研究課題笑顔の表情の画像の大きさによる違いの影響について
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 教授 宮崎 正己
研究成果概要
本研究では、その笑顔形成の能力は、以下の3つの特徴量をもとに算出をした。笑顔の認知特性として、両外眼角の距離と外眼角から口角への垂線の距離から、目と口で補間する表情矩形アスペクト比を算出した。ここで笑顔のアスペクト比の区分によって笑顔形成能力のポイントを付与した。また、眼裂の針状度の算出では、上眼瞼と下眼瞼に囲まれた眼裂の最大横幅と最大縦幅から、針状度を算出する。さらに、下唇傾斜度の算出は、開口部と下唇の境界線を水平方向に6分割し、口角から、2番目の傾きを算出する。画像の大きさを大・中・小の三種類をして、3つ笑顔指数のポイントを合計した。そのポイントと大・中・小の提示画像の与えられたポイント比較した。さらに、笑顔形成には、精神負荷が反映されやすいので、そのことにより、笑顔の認識率が低下されることから、簡易ストレス評価も実施した。その結果、大中小の画像を比較すると、画像が小さいほど、ポイント付世率が低く、画像が小さいほど、ストレス評価値も高くなることが明らかになった。