表題番号:2018B-273 日付:2019/04/09
研究課題ダイオキシン毒性に基づく社会行動異常マーカーの同定
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 教授 掛山 正心
研究成果概要

成人には影響の顕れない低用量の化学物質曝露が子どもの精神神経発達に影響を及ぼすという懸念が高まる中、環境脳科学研究室では、ダイオキシン類は自閉スペクトラム症(ASD)当事者に類似の精神神経発達の異常を引き起こすことを明らかにしてきた。 本研究では、曝露動物とヒトASD当事者の比較解析により、低用量ダイオキシンの胎児期・授乳期曝露によって生じる「社会行動異常」の血液中バイオマーカーの解析を行った。この成果をもとに、科研費挑戦的研究(開拓)に申請を行った。