表題番号:2018B-269 日付:2019/04/05
研究課題介護職のストレス軽減をめざす「認知症介護支援センター」の開発
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 教授 加瀬 裕子
研究成果概要
所沢市において、月1回 認知症利用者の対応に困難を抱える介護職に対し、コンサルテーションを行い、個別ケアプランの作成を支援した。ケアプラン作成にあたっては、BPSDの種類・頻度によって12段階に区分するLärcenterのアセスメント様式を採用し、個別ケアプラン(対応策)の効果を評価する際にも利用した。介護職が対応困難に陥る事例は、BPSDに関連したものとは限らないが、認知症ケアの困難の大半は、BPSDに派生的に表れるものであるため、相談を受けるケースは認知症であればBPSDに限らず受け入れることにした。対応困難な事例に成功裏に対処出来た経験は、介護専門職としての自己効力感を醸成し、ストレスの削減に繋がるという仮説のもとに加入を行った.事例件数が少なく統計的有意差は得られなかったが、大学がコミュニティの専門職教育を行うことで地域に貢献する途を開発した。