表題番号:2018B-266 日付:2019/04/07
研究課題「20世紀世界史の申し子」としてのテュルク系ディアスポラとそのネットワーク
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 助手 小野 亮介
研究成果概要

本研究は、①在トルコ・トルキスタン人亡命者、②在日・在満タタール人、③新疆カザフ難民を主な対象とし、1920-50年代に彼らディアスポラが展開したネットワークの諸相の検討を目的とし、研究出張を実施した。

①:パリの言語文化図書館にて有力亡命者ムスタファ・チョカイの個人アーカイブにて、カーブルにおけるトルキスタン人亡命者の活動に関する書簡を閲覧した。またトルコ国会図書館にて、トルキスタン人亡命者が関与したと思われるタタール人亡命者批判の新聞記事を閲覧した。

②:大英図書館にて戦前に奉天で発行されていたタタール語紙『民族の旗』を閲覧した。

③:②の機会に難民支援に関するアメリカ議会の報告書などを閲覧した。