表題番号:2018B-260 日付:2019/03/27
研究課題離島と都市地域の保育園児の登園場面における母親からアロマザーへの移行
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 教授 根ケ山 光一
(連携研究者) 中京大学 教授 小島康生
(連携研究者) 人間科学学術院 教授 外山紀子
(連携研究者) 東京家政大学 助教 石島このみ
研究成果概要
 本研究は,離島(沖縄県宮古郡多良間村)と都市部(東京都及び埼玉県)における1歳前後の保育園新入園の場面をビデオカメラにより連日行動観察することによって,子どもの場面移行における適応過程を比較することが目的であった。またそれと対応させる目的で,保育園での日常の送り迎え場面を観察した。都市部の新入園場面では、子どもは新入園時の分離に際して激しく泣き、またその泣きは長期にわたって持続した。一方多良間島での新入園場面はほとんど泣きが見られず分離がスムーズに行われた。日常の見送り場面でも、関東は親が園舎内まで同行するが多良間島では親は園の玄関口で子と別れる傾向が大きく,分離的であった。