表題番号:2018B-236 日付:2019/04/09
研究課題生体信号感情評価に基づき運動促進・維持する歩行補助システムの開発
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 大学院情報生産システム研究科 教授 田中 英一郎
(連携研究者) 早稲田大学 助手 Jyun-Rong Zhuang
研究成果概要
歩行時の人間の感情をリアルタイムに評価し,その結果に基づいて歩行補助機の目標値を自動的に調整するシステムを構築する.感情は快-不快と覚醒-睡眠の2軸による2次元で表すことができ,人間の生体信号,脳波,表情筋,心拍の分析値を用いて機械学習によりアンケート結果との比較を行い評価精度を検証した.その結果,およそ80%程度の正答率で評価できることを確認した.一方,歩行状態は,歩行率と歩幅の2次元にて表すことができ,そこで,目標の歩行率と歩幅を変化させたときの感情変化を確認する実験を行い,その変化傾向を把握することができた.また,トルクリミッターを歩行補助機に装着した.