表題番号:2018B-230
日付:2019/02/14
研究課題光のアンダーソン局在現象に基づく極細径光導波路の研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 大学院情報生産システム研究科 | 教授 | 坪川 信 |
- 研究成果概要
前段でSi-Sio2-Siからなる高屈折率差スロット構造を持つナノ光ファイバ構造を提案し、約5 nm直径の微細な光スポットの形成と伝搬が可能になことを計算機シミュレーションにより実証した。続いて、このような光スポット伝搬を制御する原理として、光アンダーソン局在現象に基づく導波路構造に着目し、完全なrandomあるいはdeterministic aperiodicなコア間隔、屈折率分布を持つマルチコア導波路アレイ(例えば、Fibonacci、Thue-Morse、Period doubling、Cantor配列などの非周期配列)での光の空間的な伝搬特性を評価した。いずれの配列においても収束効果は見られたが、収束スポット径は数十nm以上、かつ形状も不安定で歪が多いなど課題も残った。光スポットの更なる微細化と制御手法を継続検討予定である。